【葬儀社に役立つ売上UPのヒント】 第31号
~販促、広告、Webサイト制作、デジタルマーケティングなどの戦略をお伝えします~
葬儀業界において、売上を伸ばすために単価を上げることは、非常に重要な戦略の一つです。しかし、単に価格を上げるだけでは、顧客からの信頼や満足度を損なう可能性があります。そこで、今回は顧客の満足度を保ちながら、自然に単価アップを実現するための手法をいくつかご紹介します。
- 高付加価値のサービスの提供
顧客にとって価値があると感じてもらえるサービスを提供することで、自然に単価を上げることができます。例えば、以下のようなサービスを追加すると効果的です。
– 「メモリアルビデオ作成」:故人との思い出を動画で残すサービスは、感動を提供し、単価アップに直結します。
– 「オプション装飾」:祭壇や装飾に特別感を加え、パーソナライズされたプランを提案することで、顧客の満足度を高めながら単価を上げることが可能です。
- パッケージプランの強化
複数のサービスを組み合わせたパッケージプランを作成することで、単価アップを実現できます。例えば、基本プランに追加オプションをセットにする形で、価格の見直しを行うことができます。顧客にとっても、一つずつ選ぶよりもパッケージにする方が便利に感じられる場合が多いです。
- 事前相談の活用
事前相談の段階で、顧客のニーズに合わせたカスタマイズプランを提案することが単価アップの鍵となります。たとえば、事前に葬儀内容を具体的にヒアリングし、特別な演出やオプションを提案することで、顧客に合わせたプランの魅力を伝えることができます。
- 会員プログラムの導入
会員制サービスを導入することで、信頼性を高めつつ単価を上げることが可能です。例えば、会員になることで利用できる限定サービスや割引がある一方で、通常プランよりも高額な特典付きプランを提供することで、会員以外の顧客にも「価値がある」と感じてもらうことができます。
- 高品質のアフターサポート
葬儀後のサポートも顧客満足度を高める重要な要素です。例えば、遺品整理や法事の手配、仏壇や位牌の販売サポートなどを提供することで、単価アップが期待できます。これらのサービスは、顧客が時間や手間をかけずに済むよう配慮することで、高付加価値とみなされやすくなります。
まとめ
単価アップは、葬儀社の収益向上において非常に重要な戦略ですが、それ以上に重要なのは、顧客にとって価値のあるサービスを提供し、信頼を築くことです。これらの手法を活用することで、顧客満足度を維持しつつ、自然な形で単価アップを実現できるでしょう。
【葬儀社専門経営コンサルタント 小泉悟志】