
競争激化時代の幕開け:葬儀社が生き残るための経営戦略
【葬儀社経営の羅針盤】これからの葬儀社経営のヒント 第99号(5月1日配信)
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葬祭業専門コンサルタントの目線
競争激化時代の幕開け:葬儀社が生き残るための経営戦略
葬儀業界は今、かつてない激しい競争時代を迎えています。少子高齢化や家族構成の変化、価値観の多様化により、従来のビジネスモデルが大きく揺らいでいるのです。価格競争が激化し、新規参入者が続々と市場に参入してくる中、葬儀社経営者は今、何をすべきなのでしょうか。
なぜ今、競争が激化しているのか?
近年、「家族葬」や「直葬」といった小規模かつ低価格な葬儀形態が増加しています。さらに、インターネットを活用した集客手法の浸透により、地域に根ざした葬儀社であっても全国規模の企業との競争に直面しています。また、他業界からの新規参入やM&Aによる大手企業の規模拡大が進み、競争環境はますます複雑化しています。
葬儀社が競争を勝ち抜くための3つのポイント
① 独自の価値提供
単なる価格競争に巻き込まれることを避けるためには、自社ならではの強みを明確にする必要があります。例えば、「地域密着型のきめ細かなサービス」、「グリーフケアなどの付加価値サービス」、「スタッフの接遇力向上」など、他社が容易に真似できない独自性を打ち出しましょう。
② デジタル化への対応
葬儀の依頼経路がオンライン化する今、ホームページやSNSの活用は必須です。特にGoogleビジネスプロフィールの活用は、地域検索で上位表示されるために欠かせません。オンラインでの口コミ管理や、顧客が求める情報を積極的に発信し、デジタルでの存在感を高めていくことが重要です。
③ 人材育成と組織づくり
競争が激化する中、最終的に差をつけるのは人材の質です。スタッフ教育を徹底し、高品質なサービスを提供できる人材を育成しましょう。また、社員のモチベーションを高める組織風土の構築も大切です。良い人材が定着し、お客様との長期的な信頼関係を築くことが可能になります。
まとめ
競争が激化する葬儀業界において、生き残るためには単なる価格競争に陥ることなく、自社の強みを明確に打ち出し、デジタル化と人材育成に力を注ぐ必要があります。
今こそ、他社との差別化を図る経営戦略を見直し、厳しい競争環境を勝ち抜いていきましょう。
【葬儀社専門経営コンサルタント 小泉悟志】
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