葬儀社の多角化戦略 ~競争を勝ち抜く新たな収益モデル~

コラム

【葬儀社に役立つ売上UPのヒント】 第35号
 ~販促、広告、Webサイト制作、デジタルマーケティングなどの戦略をお伝えします~

<葬儀社の多角化戦略 ~競争を勝ち抜く新たな収益モデル~>

こんにちは、葬祭業専門コンサルタントの小泉です。

近年、葬儀業界を取り巻く環境は急速に変化しています。家族葬や直葬の増加、少子高齢化の影響、競争激化など、従来の葬儀モデルだけでは収益確保が難しくなっています。このような状況下で、多角化戦略が新たな生存戦略として注目されています。

今回は、葬儀社が取り組むべき多角化戦略のポイントを解説します。

多角化戦略の目的とは?

多角化戦略の目的は、既存事業に依存せず、収益源を分散させることです。これにより、業界の変化や需要の波に柔軟に対応しながら、安定した経営基盤を構築できます。

多角化戦略の具体例

ペット葬儀サービスの展開

ペットを家族の一員として大切にする人が増えている今、ペット葬儀は急成長分野です。小規模なセレモニーや供養商品などを提供することで、新たな顧客層を開拓できます。

 終活関連サービスの提供

セミナーや相談会を通じて、遺言作成や生前整理のサポートを行うことで、生前契約や会員制度の獲得につなげることが可能です。

アフターサービスの充実

仏壇やお墓の購入支援、供養代行サービスなど、葬儀後のお客様のニーズに応えるサービスは、リピーター獲得につながります。

DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進

オンライン相談やVR葬儀体験、SNSを活用した集客など、デジタル技術を活用することで、顧客体験の向上と効率化を図ることができます。

多角化成功のカギ

多角化を成功させるためには、次の点が重要です。

既存の強みを活かす

葬儀社が持つ地域密着型のネットワークや信頼性を基盤とし、関連性の高い分野からスタートすることが成功の第一歩です。

市場調査の徹底

需要がある分野を選定するために、地域ごとのニーズや競合状況を把握することが欠かせません。

段階的な導入

一気に多角化を進めるのではなく、小規模なプロジェクトから始め、徐々に拡大することでリスクを抑えることができます。

まとめ

多角化戦略は、葬儀社が持続可能な成長を実現するための有効な手段です。自社の強みを活かしながら、新たな収益モデルを模索することで、これからの厳しい市場環境でも競争力を維持できます。

新たな取り組みをお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。皆さまの挑戦を全力でサポートいたします。

次回は、「会員制度を活用したリピーター戦略」について解説予定です。お楽しみに!

 【葬儀社専門経営コンサルタント 小泉悟志】


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Copyright ©2019 by Ending Research Institute CO.,LTD
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