
地域密着型葬儀社が取るべき「小さなDX」
【葬儀社に役立つ売上UPのヒント】 第51号
~販促、広告、Webサイト制作、デジタルマーケティングなどの戦略をお伝えします~
「デジタル化」と聞くと、「システム導入」や「業務の完全自動化」など、大掛かりでコストもかかる印象を持たれる方が多いのではないでしょうか。
しかし、地域密着型の葬儀社にとって重要なのは、無理のない範囲から、小さく始めて効果を実感すること。いまや、難しい専門知識がなくても取り組める「小さなDX」は数多くあります。
初期投資を抑えながらも、顧客満足・業務効率・販促力を高める「小さなデジタル活用」の具体例をご紹介します。
LINE公式アカウントでつながりを強化
お問い合わせ・事前相談が気軽に
電話よりもハードルが低く、メールよりも気軽に使える「LINE」は、家族葬など小規模なご葬儀を希望する層にもマッチしています。公式アカウントを活用すれば、
✅事前相談、見学予約の受付
✅イベント情報のお知らせ配信
✅お役立ち情報の定期配信
✅アフターフォローの連絡
といったコミュニケーションを、ワンタップで完結できるようになります。
自動返信付きの相談フォームで業務効率化
24時間対応の「デジタル窓口」
ホームページに事前相談や資料請求フォームを設置し、自動返信メールを設定することで、24時間いつでも相談を受け付ける体制が整います。
ポイントは、返信内容に「資料のPDFリンク」や「LINE登録への誘導」を含めると効果的。問い合わせ後のアクションを自動化することで、顧客満足も向上します
電子パンフレットでペーパーレス&拡散力アップ
印刷しないからこそできること
従来の紙パンフレットも大切ですが、スマホで閲覧できる電子パンフレット(PDFやWebブック)を用意することで、以下のような利点があります。
✅メールやLINEで簡単に送付
✅最新情報に差し替えやすい
✅QRコードでイベントチラシなどと連携可能
✅スマホでその場で読んでもらえる
テンプレートを活用したCanvaでの制作や、PDFデザインも比較的低コストで作成可能です。
おわりに
小さな一歩でも、積み重ねれば大きな差になります。
特に地域密着型の葬儀社は「温かみ」や「信頼」が強みだからこそ、デジタルの力を「人の想いを伝える道具」として活用することで、競合との差別化につながります。
まずは一つ、できるところから取り組むことで、ご家族や地域の方々との信頼関係をさらに深めるきっかけになります。
補助金の活用やLINE活用、パンフレットの電子化など、気になるテーマがありましたらお気軽にお問い合わせください。

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