
葬儀社パンフレットにおける色選びの重要性
パンフレットの第一印象を決める大きな要素が色です。
色は人の感情や判断に無意識に影響を与えるため、葬儀社にとっての色選びは単なるデザイン上の問題ではなく、信頼を得て契約につなげる営業戦略の一部だと言えます。
このコラムでは5色それぞれを使った見本デザインを入れて説明します。
青・緑・紫・ピンク・グレーという5色がどのような印象を与え、葬儀社のパンフレットにどのような効果をもたらすのかを整理しました。
実際の見本を参考にしながら自社のパンフレット刷新や色選びのヒントにしていただければ幸いです。
青 ― 誠実さと信頼を伝える色
青は古くから「誠実・信頼・安心感」を象徴する色として多くの業種で採用されています。
葬儀社がパンフレットに青を用いると冷静さや落ち着きが伝わり「この会社なら安心して任せられる」という印象を与えることができます。特に事前相談や会館案内のパンフレットでは、青を基調にすることで堅実さが強調され、信頼性を前面に打ち出す効果があります。


緑 ― 癒しと調和を与える色
緑は自然や生命力を象徴し、見る人に安心感や癒しをもたらします。
葬儀社がパンフレットに緑を使うと、悲しみの中にあるご遺族に「安らぎ」や「心の落ち着き」を届けることができ、やわらかい印象を与えます。終活やアフターサポートに関する冊子では、緑を取り入れることでご家族を長く支えていく存在という姿勢を自然に表現でき、温かみと信頼感の両方を演出します。


紫 ― 格式と精神性を表す色
紫は高貴さや伝統を象徴し、日本文化や宗教的な場面でも重んじられてきました。
葬儀社がパンフレットに紫を取り入れると厳かな雰囲気や精神的な深みを表現でき「格式ある葬儀を提供している会社」という印象を強めます。特に一般葬や社葬など格式を求められる施行を扱う葬儀社にとって、紫は高級感を演出するために適したカラーです。


ピンク ― 優しさと温かさを伝える色
ピンクは「思いやり・優しさ・温かさ」を象徴する色で、ご遺族の心に寄り添うイメージを与えます。葬儀社がパンフレットにピンクを取り入れると、「相談しやすい」「敷居が低い」といった印象を生み、特に家族葬や小規模葬を検討している層に親和性が高まります。やさしい色合いは、ご遺族に安心感を与えるだけでなく、「気持ちを理解してくれる会社」としての印象づけにもつながります。


グレー ― 落ち着きと洗練を演出する色
グレーは中立的で落ち着いた印象を与える色です。
葬儀社がパンフレットにグレーを用いると派手さを抑えながらも「控えめで誠実」「落ち着いた雰囲気」というイメージを強調できます。さらに、洗練された都会的な印象を添えることができるため、「上品で整ったサービスを提供する会社」として信頼を獲得する助けとなります。グレーは他の色とも組み合わせやすく、青や紫と合わせることで重厚さを増し、より安定感を持たせることができます。


まとめ
色彩は単なる見た目の問題ではなく、葬儀社にとってお客様からどのように見られるかを決定づける重要な要素です。青で誠実さを伝え、緑で癒しを与え、紫で格式を示し、ピンクで親しみを強調し、グレーで落ち着きを演出する。こうした色の特性を理解し、パンフレットのデザインに戦略的に取り入れることで、葬儀社は信頼感を高め、他社との差別化を図ることができます。
エンディング総研では、葬祭業に特化したデザインノウハウと色彩心理の知見を活かし、単なる資料ではなく成果につながるパンフレットをご提案しています。
補助金の活用も含め、費用を抑えながら効果的な販促ツールを整備するサポートも行っております。
パンフレットの刷新や色選びにお悩みの際は、ぜひご相談ください。
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