【葬儀社に役立つ売上UPのヒント】 第21号
~販促、広告、Webサイト制作、デジタルマーケティングなどの戦略をお伝えします~
<HPから採用を強化する>
近年、人材確保の問題は多くの業界において重要な課題となっていますが、葬儀業界も例外ではありません。特に、専門性が高く繊細な対応を求められる葬儀社では、適切な人材を確保することが業務の質を左右します。ここでは、葬儀社が自社のホームページ(HP)を活用して、効果的に人材を採用するための戦略を紹介します。
- 魅力的なキャリアページの作成
HPに設けられるキャリアページは、求職者にとっての最初の接点です。このページには、仕事の内容、キャリアパス、教育制度、待遇面での利点など、職場の魅力が具体的かつ正直に表現されるべきです。また、現在働いているスタッフの声や日常の業務が垣間見える写真や動画を掲載することで、リアルな職場の雰囲気を伝えることができます。
- SEO対策を施した求人広告
求職者がインターネットで求人情報を検索する際に、自社のHPが上位に表示されるようSEO対策は不可欠です。特に、「葬儀社 求人」「葬儀業界 キャリア」といったキーワードを適切に盛り込むことが重要です。これにより、検索エンジンを通じてより多くの潜在的な応募者にアプローチすることが可能になります。
- 応募プロセスのシンプル化
応募プロセスが複雑で時間がかかると、優秀な人材を逃すことがあります。フォームは簡潔にし、必要な情報のみを求めるよう心掛けましょう。また、モバイルフレンドリーなデザインを採用することで、スマートフォンからの応募もスムーズに行えるようにします。
- 社会貢献と職場の文化を前面に
葬儀社の仕事は、ただのビジネスではなく、社会への貢献が大きいという側面を強調することが重要です。企業文化、社会への貢献、チームワークの重要性など、職場の価値観を明確に伝えることで、価値観が合う人材を引き寄せることができます。
- 継続的なコミュニケーション
採用サイトに問い合わせたり、応募したりした人々に対しては、迅速かつ丁寧な対応を心掛けることが重要です。また、不採用となった場合でも、将来的に適合するかもしれない機会に備えて良好な関係を保つことが望ましいです。
以上のように、葬儀社のホームページを活用して、効率的かつ効果的に人材を採用するための方法を実践することで、質の高いサービスを持続的に提供するための人材基盤を築くことが可能です。業界特有の課題に対応しながら、将来にわたって企業の成長を支えるためには、適切な人材採用が鍵となります。
【葬儀社専門経営コンサルタント 小泉悟志】