
SEOやMEOの次に注目!葬儀社に必要な「AIO」とは?
【葬儀社に役立つ売上UPのヒント】 第50号
~販促、広告、Webサイト制作、デジタルマーケティングなどの戦略をお伝えします~
これまで葬儀社の集客においては、ホームページの検索順位を高める「SEO」や、Googleマップで上位表示を狙う「MEO」が中心でした。
しかし今、時代は大きく変化しつつあります。AI(人工知能)の普及により、検索エンジンの利用方法や情報の探し方そのものが変わってきているのです。
そこで注目されているのが 「AIO(AI Optimization/AI最適化)」です。
AIOとは?
AIOとは「AIによる回答エンジンに最適化すること」を意味します。
従来は検索エンジンに「キーワード」を入力して情報を探していましたが、ChatGPTやGoogleのAI検索「SGE」などが登場したことで、人々は「質問文」を投げかけ、AIから直接答えを得るようになっています。
つまり、これからは
AIが理解しやすい情報を発信すること
AIに正しく引用されるコンテンツを作ること
が、集客の鍵になります。
葬儀社にとってAIOが重要な理由
「検索からAI回答」へのシフト
ユーザーは「〇〇市 家族葬 費用は?」といった自然文で質問をするようになっています。AIは複数のサイトから情報を収集し、答えを要約して提示します。ここで自社の情報が引用されれば、大きな集客につながります。
「信頼性」と「専門性」が評価される
AIは権威性のある情報源を優先的に引用します。葬儀社の公式サイトやコラム記事、実際の事例紹介などが「専門的で信頼できる情報」として認識されることが重要です。
地域性の強い業界だからこそ有利
葬儀は地域密着のサービスです。「〇〇市 家族葬」「△△町 火葬式」などのローカルな質問に、AIが自社の情報を拾って答える可能性が高まります。
AIO対策の具体例
わかりやすく体系的な情報発信
「家族葬と一般葬の違い」
「火葬式の費用相場」
「葬儀前に準備しておくべきこと」
といったテーマを、質問に答える形で整理してブログに掲載しましょう。
Q&A形式のコンテンツを充実
「よくある質問」を記事化しておくことで、AIが回答の材料として拾いやすくなります。
信頼性を高める
・実際の葬儀事例を紹介
・専門家(僧侶・葬儀ディレクターなど)の声を載せる
・公式なデータや数字を引用する
といった工夫が有効です。
まとめ
SEO、MEOに加えて、これからは 「AIO」=AIに選ばれる情報発信が葬儀社の集客に欠かせない時代になります。
単なる検索順位争いではなく、「ユーザーがAIに質問したときに、自社の情報が引用されるかどうか」がポイントです。
今後はブログやホームページの更新を通じて、質問に答える形でわかりやすく情報発信していくことが、葬儀社にとっての大きな差別化となるでしょう。
〖葬祭業専門コンサルタント 小泉悟志〗

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