デジタル時代を見据えてSNSへの取組をはじめましょう!
【葬儀社経営の羅針盤】これからの葬儀社経営のヒント 第111号(11月6日配信)
~受注件数UP・単価UP・コスト削減・人事戦略など最新の葬祭業情報マガジン~
葬祭業専門コンサルタントの目線
葬儀社にも求められる「デジタル時代の対応」
スマートフォンの普及により、情報の入口はチラシや電話から、いまや「検索」と「SNS」へと移行しています。
「葬儀」という特別なサービスであっても、まずはネットで情報を探す時代です。
実際、「家族葬」「葬儀場」「終活」といったキーワードは毎月数万件単位で検索されており、地域の葬儀社がSNSで発信することは選ばれるための第一歩となっています。
一昔前までは、広告や折込チラシを中心にした集客が主流でしたが、近年はLINE・Instagram・TikTokといったSNSを活用し、「どんな会社なのか」「どんなスタッフがいるのか」「どんなお葬式をしているのか」を伝えることが、信頼づくりの要になっています。
SNSは「集客」だけでなく「信頼づくり」の場
SNSは、単なる宣伝の場ではなく、人柄や想いを伝えるメディアです。
葬儀社にとってのSNS活用の目的は、「自社を知ってもらう」ことから始まり、「安心して相談してもらう」関係づくりへとつなげることにあります。
たとえば――
Instagram では花祭壇や式場の雰囲気を写真で伝えることで、視覚的な安心感を。
LINE公式アカウント では、事前相談やイベント案内などの相談窓口として。
TikTok では、納棺や式場準備など普段見えない仕事の裏側を紹介して、親しみや共感を生む。
このように、それぞれのSNSが果たす役割を理解し、目的に合わせて活用することが大切です。
まずは「身近なSNS」から始めよう
SNSと聞くと「難しそう」「時間がかかりそう」と感じる方も多いでしょう。
しかし、最初から全てをやる必要はありません。
まずは「身近で始めやすいSNS」を選び、継続することが何より重要です。
おすすめは、地域住民の利用率が高く、視覚的な訴求がしやすい Instagram。
投稿内容の例としては――
季節の花祭壇紹介
式場スタッフの日常
地域イベントや終活セミナーの様子
感謝の手紙やお客様の声(個人情報に配慮して)
1週間に1回程度の投稿でも構いません。「継続して発信している」という事実が、信頼を積み重ねていきます。
SNSでの発信は「地域の中での存在証明」
近年、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)やSNSを通じて、地域の方が気軽に“検索で出会う”ケースが増えています。
お葬式の依頼先は、過去のつながりや知名度だけでなく、「ネット上での印象」が大きく影響する時代です。
SNSでの発信は、「地域に根ざした葬儀社」としての存在を示し、これからの利用者や次世代の家族層との接点を広げるきっかけにもなります。
まとめ:はじめることが最大の一歩
SNSは、やってすぐに成果が出るものではありません。
しかし、数か月・数年後に「投稿を見て相談しました」「雰囲気がよくてお願いしました」という声をもらえるようになるのがSNSの力です。
デジタル時代において、発信しないことは「存在していない」と同じ。
まずは小さく、でも確実に。
自社らしい発信から、信頼と認知を積み重ねていきましょう。
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「何から始めればよいかわからない」「投稿ネタが続かない」とお悩みの方も、ぜひご相談ください。
【葬儀社専門経営コンサルタント 小泉悟志】

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